私は、高校入学した頃からエレキベース、そして大学時代はジャス研でコントラバス(ウッドベース)を弾いていました。
コントラバスはずっと弾いていて、ジャズも好きなのですが、コントラバスという楽器も好きでした。
最近転職して新しく入った会社に、私と同じくジャズでコントラバスを弾いていた人がいました。私の会社は小さな会社なのでとても珍しいことです。
その人と色々話をしているうちにコントラバスを自分で作って弾いてみたいという話で盛り上がってきました。もちろん半分以上冗談のつもりでしたが…。
他愛も無い話とは言え想像すればするほど「自分で作ったコントラバスを自分で弾く」というのはミリョクテキな話でした。
いつも2人でこの話をしているうちにもう引き下がれないくらいイメージが出来上がってきました。
そこでとりあえず、作り方がわからないので本を探すことにしました。ギターやバイオリンはありますがコントラバスの作り方の本も見つかりました。もちろん洋書ですが…
最も有名な本は
TO MAKE A DOUBLE BASS by H.S. Wakeで、この本を土台にして
コントラバス製作サイトの人が出している本が
Double Bass Making by Bob Hitchingsのようです。
私が買ったのは
So ... you want to make a Double Bass by Peter Chandlerという本でそれほど厚くはありませんが写真が多くとても分かりやすく書かれています。一緒にこの人が出しているアマティの図面(プラン)も買いました。で、会社の同僚は
The Setup and Repair of the Double Bass for Optimum Sound by Chuck Traegerを同じ店で一緒買って送ってもらいました。
作り方は分かっても材料がコントラバスの場合ものすごく高額になってしまいます。そんなこと始めから分かっているのですが、いざいくら掛かるか分からない送料を払って外国の楽器用木材を売っているサイトから買う勇気がでません。仮に買って届いても更に数年は寝かして乾燥させないといけなかったり、製作に必要な工具も揃えないといけなかったりで踏み出すことが出来なかったのです。
練習として構造の似ているバイオリンを作ってみるのもいい勉強になると思うのですが、弾けない楽器を作りたいとは思えないのでした。
楽器を作るということが楽しいというのは楽器を作ったことがない私には分からなくて、自給自足的に自分で弾きたいから作りたいという気持ちしかありません。(始めは多分こうやって入っていくものだと思いますが…)
で、結局妥協してサイレントベースを作ることにしました。
私はサイレントベースは好きではなくコントラバスしか弾いていないので、コンセプトとしてエレキベースを立てて弾くようなエレクトリックアップライトベースではなく、コントラバスに近い弾き心地のサイレントベースを作ることにしました。
材料は練習として作るので銘木と呼ばれるもので適当に手に入るものを使って作ってみることにしました。
いきなり完成度の低いコントラバスを作っても、それを弾くのもいやな気分がしそうだし、人生で何本も作らないであろうコントラバスは、しばらく違う楽器を作りながら腕が上達したら挑戦してみることにしました。
もし、よろしかったら人気blogランキングお願いします。